【三本指】タイ・バンコクのデモ-1【反政府】【民主化】

タイ・バンコクのデモ

タイ・バンコクで行われている民主化のデモの理由

連日行われているバンコク都市部の大規模デモについては、日本のニュースなどでも多く取り上げられています

先日は、私の日本本社の先輩からも心配のLINEを頂きました

もちろん日本以外でも世界的に大きな関心を集めており、ひと昔前ならテレビ中継も一切されずに埋もれてしまう国民の方々の意思と行動は、SNSや動画配信サービスなどの普及によりリアルタイムでタイ全土に知れ渡っています

バンコクに住んでいて、この現状を見て見ぬフリをするのは簡単ですが、私の知る範囲の事をお伝えしたいと思います

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タイ・バンコクでの外国人の在り方

まず先にお伝えしなけれならないのは、タイにいる日本人や外国人がタイの政治や思想について公の場で語るのはタブー視されており大きな問題に発展する可能性がある、という事です

具体的には滞在ビザの取り消しや延長の不可、ワークパーミット(労働許可証)についても同様に取得や延長が出来なくなる可能性があります

タイ王国というのは本当にここまで管理される事がある、厳しい国です

私個人はタイに来てまだ3年目です

タイ国内に日本人の知り合いも多くはない中で、それほどタイの政治や思想について深く考えた事はないですが、SNSやインターネットの中では【タイの事について外国人が文句や不平不満を言うなら母国に帰ればいい】といった内容の書き込みや、記事を多く目にします

ちょっと異常ではないか?というくらい多く見ます

これは別に現地タイ人がだけが外国人に向けて言っている訳ではなく、タイにいる外国人も何故か多くの皆さんが、こういった考えでタイにいます

実際に知り合いにもそういった方がいます

誰だって自分の母国を否定されたり、バカにされるのは気分が悪いです

ですが、例えば日本に住んでいる外国人が日本の政治や思想に疑問を持ったり、意見を言うのは大した問題ではなく、よくある事だと思います

ただ、タイでは王室の存在不敬罪というものも大きく関係しており、それらの事をただのよくある事にしていない背景があります

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バンコク・デモの背景

今現在のタイ・バンコクで起きているデモの背景について語ると、王室や不敬罪についても分かってくると思います

これが現在のバンコクでのデモについての疑問です

●そもそも、なぜデモは起きているのか

●よくニュースなどで聞く【タクシン派】って何?

●王室問題と現在の国王

なぜデモは起きているのか

まず、デモが起きている理由は【議会の解散】【憲法改正】【王室改革】、この3つを多くのタイ国民が求めているからです

議会の解散

タイの現在の議会は、元陸軍総司令官であった現首相であるプラユット首相を中心とした、将軍だらけの軍政選任の議会です

2014年の軍事クーデターの際に、先代の故プミポン国王(ラマ9世)が任命した軍のトップです

一度行われた選挙を問答無用で無効にした事なども何度かありますが、富裕層向けの政策が多く、首都近辺の高所得者を中心とした支持層が多いです

王室支持の【黄色シャツ】で象徴されます

この議会に対する国民の不満がまず一つあります

憲法改正

現在、上院・下院の二院制に規定されながらもプラユット首相に有利な政権運営が可能な、非民主的な現行憲法の改正を国民は求めています

何度かの改正の機会がありながらも、ダラダラと延期、取り消しを繰り返されている点も問題視されています

王室改革

先代の故プミポン国王(ラマ9世)は、日本でもご存知の方も多くいると思います

国王自らが普段から質素倹約な生活を行い、農村開発や貧困削減に力を尽くし、【足るを知る】生活を呼びかけた、国民の信頼と尊敬を集めた【王の中の王】と呼ばれた偉大な方です

その子息である現国王のワチラロンコン国王と、その王室に対する国民の不満が王室改革への問題を大きくしています

よく聞く【タクシン派】って何?

【タクシン派】タクシンとは、タクシン元首相の事です

元々はIT社長で実業家として名を馳せ、その後政界入りし、農村の貧しい方々重視の政策で2005年の総選挙に大勝利しました

しかし、2006年 国連総会が行われていたNY滞在中に、タイ国内で軍事クーデターが起こり、以来タイに帰る事が出来なくなり事実上の亡命生活を余儀なくされています

多くは農村などの貧困層が支持層で、【赤シャツ】で象徴されます

次回に続きます

では、また


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