タイでの世論調査【コロナ禍の10の幸せ】について考えてみた
とあるタイの大学で行われた世論調査【コロナ禍の10の幸せ】についてお伝えしています
前回は、第9位の【タイの人々の協力と寛大さを見た】の結果の途中までお伝えしました
では続きをどうぞ
前回の記事はこちらからどうぞ
【コロナ禍の10の幸せ】・・・第9位【タイの人々の協力と寛大さを見た】

第9位は【タイの人々の協力と寛大さを見た】
という約5%の回答です
タイの国民は、新型コロナウィルスに対する政府の施策については、一部の方以外は基本的に賛成しています
経済を痛めつけるロックダウンや営業規制、入国規制などにも、概ね賛成しています
観光業界、飲食業界、その他タイ国内の海外の企業で働いている人も、もちろん沢山いますが、その人達も賛成しています
それは、何より新型コロナウィルスを恐れている事と、もし自分の勤めているお店や会社が無くなったとしてもそれは大きな問題ではなく、それより今は国内に新型コロナウィルスを蔓延させたくない事が大きな理由です
その事実を、ニュースやネットではなく、実際に沢山のタイ人から私自身聞いた時、私の価値観とあまりに違い過ぎて少し混乱しました
日本ではよく【コロナとの共存】とか【経済と感染防止の両立】と言いますが、タイの方にはその様な考えは、ほぼないです
それは、タイの医療体制の脆弱さや教育や信仰も大きく関わって来てはいますが、この
第9位の【タイの人々の協力と寛大さを見た】というのは、そういった視点で見た意味だと思います
【コロナ禍の10の幸せ】・・第8位【タイの医療関係者の良い仕事ぶりを見た】

第8位は【タイの医療関係者の良い仕事ぶりを見た】
という約8%の回答です
これはどこの国の方々も同じ意見ではないでしょうか?
【医療】というのは、当然以前からなくてはならない社会で最も大切なものという認識でしたが、今回のパンデミックで改めて再認識する事が出来ました
失礼かも知れませんが、スポーツや芸術などの才能を生かしたクリエイティブな活動や職業というものは、逆に生活に余裕があって初めて楽しむ事が出来て、必要なものなんだなと強く思いました
太古の昔から人間は【食料の心配がある程度無くなってから文化が発達した】という事を、身を持って実感する事が出来ました
他国の事は知りませんが、特に日本は今回のパンデミックが起こってからの医療関係者への報酬を見直すべきだと思いますし、その事について異論がある方は少ないと思いますが、皆さんの意見はどうでしょうか
【コロナ禍の10の幸せ】・・第7位【渋滞が無く、移動が楽になった】

第7位は【渋滞が無く、移動が楽になった】
という約10%の回答です
日本の都心部では、ロックダウン時も満員電車は相変わらずの様でしたが、タイでは露骨に自動車やバイクの数が減りました
特に2020年3月のロックダウンをしたばかりの頃は、デパートのテナントが全て閉店し、全ての飲食店が持ち帰りのみになったので、最初の頃はまだ持ち帰りに対応出来ずに閉店していた飲食店も多かったですし、人の流れが完全にストップしました
都会の方は自動車の数だけではなく、BTS(スカイトレイン)なども同様に、かなり人が減りました
私が住んでいるバンコクの隅っこから、サムットプラカーンまでの通勤の時間もかなり短くなりました
いつもは、家から会社まで一時間ほど掛かっていましたが、この時だけは通勤時間は30分と、約半分でした
金曜の夕方などは、いつも大渋滞でしたがロックダウン時は、一度も渋滞が起こる事は無かったです
【コロナ禍の10の幸せ】・・・第6位【解雇されず、仕事がある】

第6位は【解雇されず、仕事がある】
という約13%の回答です
パンデミック時とは別に、将来AIが発達するとその為に【消える、奪われる仕事】というものもよく話題になっていますが、私個人的にはこの事についてもよく考えました
某ユーチューバーが
「今は、各国政府がお金を擦りまくっているし給付金などもあるが、とにかく政府は雇用を作る為に
仕事自体をもっと多く作るべき、それは穴を掘ってまた戻す単純で意味のない仕事でも構わない」
と言っていました
次回に続きます
では、また
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