【投資信託】タイ・バンコクでの資産運用-2【ETF】
前回は私がタイで資産運用について考えたきっかけについてお伝えしました
今回はその続きです
資産運用より先にまず節税、となりましたのでタイでの節税についてお伝えします
タイの所得税減税
私のおすすめする、所得税の節税方法は3種類です
生命保険
年金控除
長期投資信託
この3つを説明していきます
生命保険

日本でもお馴染みの生命保険です
タイの節税の、生命保険についてお話する前に少し話が逸れますが、まず最初に最も大事な事をお伝えします
タイの生命保険は、日本の生命保険の商品とは切り離して考えなければならない、という事です
マネーリテラシーが高い方はもうご存知と思いますが、日本の保険の99%は入る必要のないボッタクリ保険です
積立式の保険や、学資保険などはマネーリテラシーの低い情報弱者がニコニコして近づいてくる保険会社の営業に騙されて契約してしまうだけの、運用利率が投資信託に大きく劣る商品です
国の保険制度がしっかりしている日本で入るべき保険は、掛け捨ての生命保険、車両保険のついていない車の保険(対人・対物の補償はしっかり)、管理人任せにしないで自分で選んだ安い住居用の火災保険だけです
もし、不要な保険に付き合いなどで良く内容を知らないまま入ってしまっている方は、この機会に是非解約をご検討されるといいと思います
タイの節税用の生命保険の話に戻ります
難しい話ではないです
まず、タイで所得の控除に使える保険商品で利率が最も高いのは満期が10年以上の保険商品ですので、その生命保険を契約します
そうすると、一年に一回の支払いが5年間続きます
そして10年後以降の満期には、掛け金の全てと利息が戻ってくる、というものです
私の知っているタイ人で、この生命保険に節税の為に入っている方が数名いますが、残念ながら皆満期15年~20年の商品です
保険商品を販売している会社は、満期10年の保険では利益が最も薄くなるので、15年や20年の商品を必ず勧めてきます
日本もタイも保険会社の方は当然皆さんこうですよね笑
こちらが知識武装して、保険会社の方から何を言われてもブレない鉄の心で、満期10年の商品を購入しましょう!
控除の上限は年間100,000バーツ、3.4円計算で日本円で340,000円です
購入金額にもよりますが、節税分と合わせれば年間平均20%程度の運用利率になります
年金控除

これはRMT、退職投資信託の購入です
まず大きな注意点をお伝えします
一度開始したら毎年1回以上は必ず購入しなければならない(購入最低金額は5,000バーツ、3.4円計算で日本円で17,000円)
自身が55歳以上で、且つ商品保有期間が5年以上になると売却可能
細かい注意点もありますが、大きな気を付けるべき点がこの2点です
そもそも貧弱なタイの国の年金制度を個人の積立投資で補って下さい、というのがこの商品なのでこういった条件となっています
簡単な話が、個人年金です
年間所得の30%までの控除が可能ですが、上限は年間で500,000バーツ、3.4円計算で日本円で1700,000円となります
長期投資信託

これはSSF、スーパーセービングファンドと呼ばれている投資信託の購入です
これは簡単です
あらかじめ決められた商品をタイの各銀行などで選んで購入出来ますので、控除上限の年間所得の20%、もしくは200,000バーツ、3.4円計算で日本円で680,000円の範囲内で投資信託商品を購入すればいいです
この商品で気を付けなければいけない点は、10年間保有しなければ売却出来ない、という点だけです
自分に合った節税

タイ国内で出来る、大きな効果がある節税方法をお伝えして来ましたが、私が実際に始めたのはSSF、長期投資信託だけです
保険と年金に関しては自分の中で拒否反応が出たのと、タイに赴任したばかりで少ない手持ちのバーツの現金を、節税の為に長期保有の商品に投資したくなかったからです
私のこの選択が正しくても、間違いでも、自分で考えて自分で決定したので絶対に後悔はしません
そもそも後に後悔したとしても、その時にまた新たに節税を開始すればいいと思っています
それより何より大きかったのは、タイに来てこの節税について考えた事によって、自分の中で思考停止して給与の中から生活で余った現金をひたすら低金利の銀行に入れ続ける貯蓄から生活防衛資金を残して、それ以外は無理のない投資をする、と言った考えにスムーズにシフト出来た事です
これが今、一番の財産となっています
次回に続きます
では、また
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